あけましておめでとうございます。
新年早々超絶風邪ひいてます。
とはいいつつ、新年早々多くのイラスト依頼をいただいています。
本当にありがたい限りです。
子育て応援サイト MARCH(マーチ) 様にイラスト提供させていただきました。
妻も子育て間近のため拝見しましたが、豊富なコンテンツでとてもためになるサイト様です。
以下の記事トップ画像で掲載いただいています。
今回はイラストの製作工程をちょっとばかり解説します。
1) 下書き
僕の場合、作成時は解像度350dpi以上、短辺4000px以上のキャンバスで製作します。
今回は先方から解像度と画像サイズの指定があったため、
最後に画像サイズをリサイズすることにしました。
下書きは青のブラシで、全体の構図を見ながら描き上げます。
(基本的に色は線入れと区別ができて、かつ目に痛くない色ならいいと思います)
今回は「ワーママ」をテーマにしていましたので、描写対象はシンプルに
仕事中/プライベートの子育てのシーンを選択。
2) 線入れ
黒のブラシで実線を入れていきます。
下書きの段階でバランス良く見えても、実線を入れていくとバランス崩れが
ようやく見えてくることが僕の場合よくあります(泣)
色を変えて下書きを一度噛ませることもありますが、今回はそのまま描ききりました。
↑ 線入れ完了。
下書きのときに入れていた時計はとりやめ。
詳細線と外形線の太さは変えてあげるほうが見やすいのですが、
今回はオブジェクトが複数のため、線画に強弱をつけることはしていません。
※後述しますが、線の強弱ではなくスタイルレイヤーのストロークで各オブジェクトを強調します。
3) 色入れ
↑ 基本色入れ完了。
キーボードにはフリー画像のキーボードを使用しました。
髪など若干別の色味を加えたベタにする部分には、
50%程度のグラデーションをスタイルレイヤーで乗算させています。
奥行き感、立体感を表現することができるのでおすすめです。
人物の線画、色入れのレイヤーを統合後、全体のバランスを見て位置・サイズを調整。
その後、スタイルレイヤーのストロークおよびドロップシャドウで
オブジェクト(人物)を強調します。
4) 仕上げ
背景を描写します。
ガウシアンブラー、透明度を若干下げることでオブジェクトを際立たせています。
文字、矢印などイメージに必要な情報を追加して完成です。